聞き流すだけで、英語が話せるようになります。ってよく聞いたことありますよね。
残念ながら間違いなく話せるようになりません。
「英語を聞き取るなら、多聴するのが効果的。」
「とにかく英語の洪水のように聞く」
「◯○時間聞き続ければ自然と聞き取れるようになる」
よく聞く英語習得法の一つ。
あなたもどこかで聞いたことがあると思います。
でも、はたして本当ですか?
聞き流しで良いのか?
CNNやAFNの英語ニュースをひたすら流したり
通勤時間は、英語をひたすら聞き流して英語に
触れる時間を増やしています。
これを続けることで、いつかは英語のニュースや
英語の映画なんかも字幕なしで聞けるようになるはず
なんていう淡い思いを抱いている方も多いと思います。
もちろん、なにもしないよりはいいですよ、間違いなく。
でも、リスニング上達の効果が出るのは最低でも、
7割から8割くらいは理解できる英語を聞いている時で、
まったく意味もわからないちんぷんかんぷん状態では
いくら英語を聞いたところで、リスニング力は上達
しないんですね、実際。
経験してみれば分かると思いますが、ほとんど理解できない
英語を聞いた場合、どんなに聞き流したとしても、意味が
分からないので、BGMと同じ状態になってしまいますよね。
それに、いくらわからない英語を大量に聞いたとしても
理解はもちろんのこと、聞き取りも出来てないです。
ちょっと考えてみてください。
理解できない中国語やヒンズー語をずっーと聞いていると
そのうち理解できるようになりますか?
んんー、残念ながらならないですよね。
よく、「赤ん坊は」なんて話も出てきますが、それは
きちんと教えてくれるお母さんていう人がいるからこそ
の話ですよね。
要するに聞き流せば、というのは幻想で、英語をたくさん
聞く前にきちんとやっておかなきゃならないことが
あるわけです。
それがあるからこそ、多聴の効果が出てくるんですね。
で、その事前にやっておくことの一つが発音。
どうして発音が重要なの?
こんな話がありました。
道に迷っているアメリカ人に声をかけた人がいました。
話を聞くと、どうやら江戸城に行きたい様子。
(ないですよ、江戸城は)
「Edo castle に行きたい」
これは英語だと
「エドキャソー」と言っているように聞こえます。
もし、このcastle(キャソー)をカタカナ英語の
キャッスルとして認識していなかったら、
「エドキャソーとはなんだ?何かの食べ物か?」
となって、I don’t know.となりますね。
このことからも、リスニングをする前に、
英語とはどんな音で発音しているのかが
わからなければ、そもそも聞き取ることが
できないことがわかってもらえるでしょう。
正しい発音を身につけることは「通じる」ことになり
その結果、「自信がつく」ことになり、さらに
正しい発音を理解することが、「聞き取れて」「読める」
ことにつながるわけです。
よって、発音を理解し、良くすることで、
スピーキング、リーディング、リスニングに
とても効果がある上に、自信も付くという結果から
上達スピードも速くなるのです。
英語の発音を身につけるために。
フォニックスって知ってますか。
発音を身につけるための方法としてはフォニックスで
間違いないです。
ネイティブもフォニックスから入っているって
意外に知られてなかったりしますけど。
フォニックスについては別の機会にご紹介しますね。